- 2007-06-18 (月) 23:25
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あんたが齢をとれば、あたしも齢をとる。
それでいいじゃないか。
幽☆遊☆白書より。
若かりし幻海が、老いによる力の衰えを恐れる戸愚呂弟に投げた言葉。
一般的には「諦らめずに努力すること」は美徳とされるが、どんなに願ってみても老いを避けることはできない。自分の力ではどうしようもない力が支配していることを感じると、何事も諦めるしかないのではないかと思う。老いるという事象だけを取り上げて人生全般をこう結論づけてしまうのもどうかと思うが。
老いたくない、もっと言えば死にたくない、という想いを本当に諦めなければ、戸愚呂のように妖怪になるしかないわけで・・・実際にはなれない以上、あとは発狂するしかないだろう。発狂するならそれもまた良いとは思う。
老いに関して言えば、アンチエイジング(anti-aging)という言葉を耳にするようになった。言葉の意味からして加齢に抵抗するわけで、なかなかアグレッシブな言葉だなという印象を持っている。自然の摂理に激しく抵抗しすぎると、それこそ妖怪のようになってしまう。だからアンチエイジングにはちょっと違和感がある。
とは言え、女性がいつまでも美しくあるというのは、大歓迎であることは言うに及ばない。むしろ美しくあることを完全に放棄してしまった人というのは、とても喜ばしいものではない。(これは女性に限ったことではないが)
つまり、若さは即ち美しさかもしれないが、美しさは即ち若さではないということだ。「美しく老いる」というのが良いスタンスなのだろうと思う。それでいいんじゃないか。