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十字架を軽くするために

贈与は受けた瞬間に負債に転じる。贈り手が見返りを期待していないとしても、受け手は何らかの形で返礼しなければならないという責務を負う。したがって、純粋な贈与はありえない。
返しようのない贈与は、相手の心に負い目として圧し掛かり続けるのだ。

だから私は、知人に何か貸すなり与えるなりした場合には、「軽い」方法での返礼を受けるようにしている。一番いいのは、食事をご馳走してもらうことだろうと思う。
金銭に換算して返済を受けるのは、お互いに気まずい。食事であれば、その場だけのやりとりで後にモノが残ることもないし、何より食事中にお互いにコミュニケーションが図れるので最良だ。

逆の場合もまた然り。すなわち、相手が私に対して謝罪すべき状況が発生した場合である。
何も咎められないのは、却って当人にとっては責苦になるもの。むしろ「軽い」罰を与えて、償いを受け取ってあげた方が相手の気持は軽くなる。

というわけで、昨日は食事をおごってもらった。
だけど、あんまり軽くなかったね。ちょっと高すぎた。スマソ。

Comments (Close):3

わたぼー 08-05-27 (火) 21:17

自分の友人に生保のトップ1%に入るセールスマンが居るんですよ。

そんな友人が結婚を許してもらいに、彼女の実家に挨拶にいったそうな。

今更ながら、彼女のオヤジは結婚には反対ではないけどイマイチ乗り気ではないらしい。。。。

で、友人は彼女のオヤジを事前にリサーチしたんだよね。
それで、とある心理テクニックを活用した。

オヤジが大の焼酎好きだと知った友人は、当日のお土産として超高級なブランド焼酎をブラ下げて行ったそうな。

いざ、家に上げてもらい、向き合った時に、浮かない顔をしている親父の目の前にその焼酎をドンと置くわけですよ。

「お父様は焼酎を大変お好きな方だと耳にしましたもので・・・」とか言いながら。

目の前に好きな焼酎を置かれたオヤジは大変喜んで、それを快く受け取ったそうな。

で、結局挨拶は和やかに進み、もちろん結婚のOKをもらえたんだそうで。

まぁどっちにしろOKだったんだろうけど、相手が「YES」と言いづらい状況を理解した彼は、オヤジに先に自分の気持ちを焼酎という形に変えて小さく受け取ってもらう事を実行した。

そして、良い返事を返報しやすいようにした。

と、まぁ、手ぶらでいくやつなんて居ないだろうけど、しっかり計算してるあたりさすがはトップセールスだなぁと思ったわけでw

樹翳 08-05-27 (火) 21:40

そういうのを全く考えないで良い人間関係を築ければ最高ですけどね。
竹林の七賢がそうなのかな?

玄鳳 08-05-27 (火) 22:33

>わたぼー
なるほど。別に反対なわけじゃないけど、素直に「うん」と言えない人だったのね。そのきっかけが欲しかったと。うまいねー。
ただ、彼の心理テクニックの巧みさに感心するより、そのオヤジのようにおのれの衝動に従えない人間の性に煩悶してしまうけれども。

>樹翳殿
阮籍みたいに、気に入らない奴にはあからさまに態度で表明してやってもいいと思います。私はちょっとできませんが。
正直、人間関係とかどうでもいいんですよ。特定の誰かとどうなるかとかはどうでもよくって、人間の生をまるまんま肯定するためにありもしない罪(原罪)の意識をどこにも撒きたくないということだと思うんですよ、私は。

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