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タナトスの台頭

父親にWiiを取り上げられた少年、激怒して自ら命を絶つ

実際にこの少年が何を思ったかは知る由もないが、妙な共感を覚えてしまった。
なんかちょっと腹の虫が騒ぐと、あらゆることがめんどくさくなることがよくある。そういうとき、もう死んでやろうかしらと思ったりしないこともない。激怒の末の自殺というより、激情がすこし冷めた後に虚しさと共に襲ってくる死の欲動ではないだろうか。

自殺してみせたいのは怒りの対象(この少年の場合でいうと父親)に向かって、というよりはむしろ、あまりにも歯がゆい世界の不条理さに向かって訴えたいからだ。もちろん、この世界をこのように構成しているのは紛れもなく私であるわけで、すると私に向かって見せしめようと臍を噛んでいることになる。いや、そもそもこんな捩れた構造が存在するということ自体に、「我思」ってしまっていること自体に地団太を踏んでいるのだ。
ああ、眩暈がする。ここまで来ると「もう」、というより、「やはり」どうでもよくなってくるのだ。(議論の流れがどうでもよいのではなく、生きていることがどうでもよいのである点に注意)
こうしているうちに襲ってくる睡魔にタナトスは駆逐される。そして今日も、ナニカノハズミデ生きている。

Comments (Close):2

yasu 08-06-28 (土) 4:02

かっこいいねぇ!

玄鳳 08-06-30 (月) 22:38

みんな、このかっこよさが分かればいいのにね!(嘘

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