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なぜ二度寝に至福を見るか

私は平日の午前から惰眠を貪る。このまどろみに、この上なく幸福感を感じるのは、背徳のゆえであろう。通常の社会人は、平日は朝早くから起きて労働に勤しむ。この社会の倫理を逸しているという悦びがあるのだ。
しかし、この悦びを感じているということは、いまだ枷を引き摺っていることに他ならない。「汝なすべし」の桎梏から解き放たれるとき、朝のまどろみもただただ退屈なものとなるだろう。

それで良い。床の余熱を断ち切るのではなく、その熱こそが床から飛び出すエネルギーとなるべきなのだ。その時に初めて、私は暁を覚えるはずだ。

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