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とっくに明けました

今年は昨年以上に、気の向くままにお付き合いのほどをお願いします。

世間のカレンダーで動いていない私も、年末年始は帰省中。実家にいると、普段は(持っていないため)全く観ないテレビを長時間観てしまっている。年末年始は特につまらない番組ばかりなのに、知っていながら改めて辟易。よって、主に録画してあった映画なんかを観ている。

テレビをつけて驚いたのは、不況に伴う雇用情勢の厳しさを報道するニュースの多さとシリアスさ。まったく不景気など感じていない私は、このようなマスコミの煽りにさらに辟易だ。ここには二つの目眩ましがある。

一つはえた・ひにん効果。行く当てもないホームレス、解雇され路頭に迷う派遣労働者たちをみて、「私はこんな人達よりもマシだ」と思うことで不満が紛れる。

もう一つは生の問題を、とにかく経済問題に集約してしまう惑乱だ。
ほとんどの者が、衣食住足りている状態でこれ以上何を望むというのだろうか。経済成長を続けることで生活がより豊かになる現象が永遠に続くわけないことには気付いているのだから、景気が悪いと顔を曇らせる不景気ごっこはいいかげん止めたらどうか。衣食住が足りているのに満たされないその渇望は、金回りが良くなっても癒されることはない。経済に不満の対象を向けて、実存を揺るがすその直視をいつまで避け続けるつもりか・・・

きっとそれこそが永遠だろう。実存に迫れないまま死んでいく、それが人間。

この結論に至る度、私の小さな公共性は一瞬で頓挫する。
それでも実存への肉薄、理不尽への飽くなき投身が、私の仕事である気がする。使命感ではなく、欲望としての仕事。
しかし、正直なところ、私の才能ではとても投身できないことを痛感している。塞がれた理不尽の穴を改めて穿って回ることぐらいが、せめて私にできるだろう。それでも私の仕事であるならば。

さしあたっては、このあまりに不毛な作業に向けられる白眼に、怯みそうになる自分を認知するばかり。それでも、平気な顔していられるのは、ここ(実家)があるからだろう。そんなことを考えた新年。

2009年も目標などない。感謝(感動)あるのみ。

Comments (Close):2

げめばな 09-01-06 (火) 13:36

テレビ番組の横並び現象も、あたかもそれこそが「平等だ」と言っているように見えますね。

玄鵬 09-01-06 (火) 14:26

あまりに予定調和ばかりですよね。

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