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浮遊は恐怖だ

既に書いたように、先日、恐竜展を観るため(正確には、急遽予定変更で観ることにして)国立科学博物館に行ったときの話だ。

爬虫類の黄金時代を堪能した後、常設展もざっと観覧した。初めて来た気もしつつも、以前にもしっかり来て観ている展示だ。
今回初めてだったのは、シアター36○という球形の映写施設。その名の通り球形の部屋の内壁が360度全てスクリーンになっており、観客は球形の空間の中心を貫く橋の上に立って観賞する。橋の両端はそれぞれ出入口のドアに繋がっている。

スクリーンには、たとえば宇宙空間や、地球上空や海中などが映し出される。360度の映像なんて、それ自体はとてもワクワクするし大好きだ。
しかしながら、それでも前後左右上下どこを向いても映像が映し出されているのは浮遊感があって気持ち悪くなる。上映時間は8分と短いが、正直それで充分である。やはり人は確固たる足場を欲するものなのだなぁと実感してしまった。オレハドコニイルンダ

360度スクリーンと言われると、即座にモビルスーツのコクピットを思い浮かべてしまうのは、ガンヲタの性。
360度全てが星空というのは、地上に暮らす者にとってはとても恐ろしいに違いない。宇宙空間に適応したニュータイプになるためには、完全に浮遊した足場などない世界に慣れなければならないのである。地球の引力に魂を引かれた者たちが、安心・安定を得たいがために、いつまでも意味や価値の重圧をかけ続けるのも無理はない。
かと言って、無重力(無意味)を識る者に意味の引力をかけることを肯んじるわけにはいかない。彼らは「(ニ)チジョウ」に安住できるわけでもなく、そして意味の引力を突破することもできないまま、延々と自由落下(衛星軌道)を続けることになる。安定をもたらすはずの意味の精神に矛盾する以上、これを看過することはできない。

ともかくも、そういう所在なさを感じられるので、シアター36〇は楽しい。解像度が粗かったのは残念だが、そこは今後のクオリティ向上に期待したい。

Comments (Close):4

なべちょび 09-06-11 (木) 2:42

それなんて戦場の絆w

全視界タイプのHMDが安くなればおもしろいのにね・・・

玄鵬 09-06-11 (木) 13:42

よく考えると、全方位スクリーンよりヘッドマウントディスプレイの方が闘いやすくね?

なべちょび 09-06-12 (金) 18:29

やっと最近そのことに米軍は気づいたらしい…
最新のはヘルメットに情報表示されてるから振り返りざまにロックオンできるんだぜ

玄鵬 09-06-12 (金) 22:13

すごいな。
アニメ的には全方位スクリーンより迫力が劣るのが問題だなw

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