ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』の研究のための参考として読む。
ちなみに、ツァラトゥストラ(Zarathustra)は、ゾロアスター教(Zoroaster)の開祖ザラスシュトラ(Zaraθustra)のドイツ語読み。ゾロアスターはギリシャ語読み。
教義や儀礼祭司についてはそれほど詳しくないが、ゾロアスター教の変遷が掴める。本の趣旨としては、ゾロアスター教を中心とした古代アーリア民族の宗教の描写にある。
専門の研究者の手による書だけあって、きちんとした客観的研究成果を踏まえているようだが、かといって堅くはない。むしろファンキーな感じさえする。著者の人柄だろうか。
ヨーロッパにおいてかなりの関心を誘ってきた宗教だということが分かり、直接あるいは間接に世界に与えた影響力を推察してみるのもなかなか興味深い。
もっともニーチェの『ツァラトゥストラ』は、ザラスシュトラの思想とは直接関係はないので、本当に参考程度にしかならない。それでも、ニーチェがザラスシュトラに仮託して語ろうとした思想との接合点を見出せて楽しかった。
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