玄鳳のハネ思索書評作品三国志

ドン・キホーテの旅 神に抗う遍歴の騎士

私が読んだ「ドン・キーホーテ」の訳者が書いた解説書。
視る角度によって様々に解釈できるドン・キホーテの面白さを、実際にいくつかの見方を提示しながら解き明かしてくれる。本編たる小説を読了後に読んだ方が面白さは増すと思われる。

小説読了直後に直感的にポストモダンの契機を有していることを感じたが、偶然本書でもポストモダンに微妙に接合させようとしていたことに個人的にやや感動。全然違う思考経路だったけど。

後半、主人公ドン・キホーテの特徴を松尾芭蕉やフーテンの寅さんとの共通性で捉えようとしていたが、これは妄想に近い。特徴の掴み方が突飛だとは思わないが。
むしろ、そんなアプローチがドン・キホーテ的と言って良いのか。

ドン・キホーテの旅―神に抗う遍歴の騎士 (中公新書)

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