親鸞を開祖と仰ぐ浄土真宗の布教本。
前半部分は、生きる苦しみの根源とは何か、そして「なぜ生きるか」という人生の目的を見出すことがなぜ必要なのかについて理路整然と説いてくれる。
「なるほど、人生の目的が必要なのだな。じゃあその人生の目的とは一体何なのだ?」
と思わせておいて、結局その「人生の目的」が一体なんなのかが分からない。
書籍ではとても説明しきれない、ということなのかもしれないが、核心であるはずの部分なので、釈然としない。
後半部分は親鸞聖人の生き様を中心にかかれており、浄土真宗の宣伝と化している。私にはそのように感じられ、残念であった。
ただ、「人生の目的」という漠然とした命題に対して、思考プロセスがよく整理されている点は、読み応えがある。
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