近代合理主義、加熱する利益追求に対しての警鐘―
資本主義をひた走る欧州が世界の覇権を争っていた当時において、このテーマがいかどほ鮮烈に映ったのかは分からないが、やはり今の私にはマンネリ感のある主題ではある。
それでも、作中でのデフォルメされた人類の言動が、実に巧妙に様々な人間の特徴パターンを捉えている点など、面白く読めた。
近代社会への警告として読める作品ではあるが、もはや止められぬ趨勢(というより人間元来の性質)を冷ややかな目で傍観しているところに好感が持てる。
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