奇しくも二人の違う友人から話にきいたために手に取った本。
戦闘機乗りの話。
飛行機は人の行動にはじめてz軸を追加した乗り物であって、それで自在に宙を舞うというのは、地面というルールを前提としない者である。その隠喩で象徴される、生きていることが自明になりえない心持ちには、今の私自身を投影して読み込むところが大いにある。
一人称で語られるのに遊離したような虚脱感のある、さめた雰囲気はここちよくて好きだ。
ただ、生憎と私は機械全般に興味がないので、その点に関しては面白みを十分に味わえたとはいえないのかもしれない。
ちなみに8月に映画が公開される。鑑賞予定。
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